小脳出血を発症した統合失調症の母

訪問看護師の仕事をしながらの介護記録

小脳出血で救急搬送

令和4年1月某日。

仕事から帰宅してすぐ、父から電話があった。

 

「お母さんが具合悪そう」

「どう具合悪いの?」

「吐いてる」と。

 

食あたりでもしたのかな?

と、とりあえず車で5分とかからない実家へ向かった。

 

トイレで立てない状態の母を見て、これは脳卒中かもしれない、とすぐに救急車を呼んだ。

訪問看護師という仕事柄、救急車を呼ぶことは比較的慣れているので、割と冷静だったけど、病院に着いて、医師から小脳出血が脳幹部を圧迫しているCTの画像を見せられ、かなり愕然としたのを覚えている。

 

高血圧の母には起こるべくして起こったことだけど。

緊急入院の準備が整うまでの時間、何度も目に涙が溢れた。

 

急性期を脱し、あれから約半年。

長いリハビリ病院での療養生活が終わり、いよいよ今週末、母が退院してくる。

要介護5の状態で。

 

コロナ禍で面会もできなかったこの6ヶ月。

介護生活が大変なことも想像できるけど、今は早く母に会いたい。